No.1京都府 京都市立藤城小学校
【インタビュー協力者】
・高橋猛さん《藤城小学校運営協議会会長》
学校運営協議会について
学校運営協議会はどのような会ですか?
高橋さん:学校運営協議会は地域全体を網羅していると私は思っています。というのは、各種団体ほぼ全ての団体長が加わっておりますし、PTA、学校の先生をはじめとした地域全体の子どもたちに関わる人物で構成されているからです。各団体の取り組みは盛んですが、統制を図るために、子どもたちの関わる行事については全て学校運営委員会でスケジュールを管理しようということになっております。例えば、同時刻に2つの団体が行事を行うことは絶対に避けないといけない。どこかの団体が行う時は、全ての団体が協力できるスケジュール調整を学校運営協議会ではやっております。
団体とは具体的にどのような団体ですか?
高橋さん:情報教育部会、ふれあい部会、環境整備部会、子どもたちの安心、安全に関わっている安全環境部会の4つの団体が存在しています。
会長さんが着られておりますジャンパーについて教えてください。
高橋さん:背中にある亀のマークは、地域にデザイン募集をして採用されたものです。胸には藤城安全委員会のマークも入っております。生地のピンク色は、我々は山桜色と言っているのですが、地域カラーですね。この色とマークを見たら、安心安全を見守ってくれている人たちだと、子どもたちに啓蒙活動をしています。入学式では、来られる方は皆様に出席していただき、全員がこのジャンパーを着て貴賓席に並んでもらいます。そして、校長先生が「このジャンパーを着ている人はちゃんと見守ってくれる人たちですよ」と説明します。それ以外に、少年補導や体育振興会の夏祭りのときには、全員がこのジャンパーを着て参加してもらうようにもしています。
ふれあい部会ではどのようなことをしていますか?
高橋さん:安全、防犯という視点で考えると、知らないよりも、お互い知っている方が良い。“お互いに知り合おう”と、いろんな人が集う機会、ふれあう機会を各団体が行事として行っています。単体では人の集まりが少ないこともありますので、学校運営協議会で声かけをしています。このような機会を設けることも、防犯の抑止に効果があるのではないかと思っております。
憩いの場でもジャンパー着用するのですか?
高橋さん:ええ。スタッフはこのジャンパーを着てうろうろしています。子どもたちに安心感を与えると同時に、“お互い顔見知りになろうやないか”という気持ちで積極的に声をかけておりますよ。